@ brixton academy 2005/12/1

いよいよブリクストンアカデミーでのライブの日。
ブリクストンは一般的に治安がいいとはいえない場所らしいのでちょっとドキドキ。一応帰りのバス停を確かめるために反対側に渡り駅前に行くと、ダフ屋やうす着の人たちがいてテンションがあがる。Tシャツにパーカー1枚を羽織っただけの女の子が出てきたのでその子の後をついて会場へ。駅からは10分もかからずにつく。ほんとに駅前とは違ってひととおりが少なくて暗い。駅を出て右に直進、二股になったところを左に曲がると・・・見えて来たーブリクストンアカデミー!


すでにホールのわきに5~60人の列ができている。ヤンは列の最後尾へ。待つこと数十分。少し時間をおしてオープン。入り口でごったがえすなかでかいドアマンがこっち、とヤンをよぶ。前の人たちが結構厳重にカバンや持ち物を見られていたけど、すいていて女の人がいるところに誘導してくれたようだ。人をすり抜けて行くと、趣味は園芸ですって感じの、かわいらしい"おばあちゃん"が迎えてくれた。ここもおばあちゃんか。ヤンはまたロングのダウンコートに小さなバッグだったんだけどコートの上からポンポンッと触っただけでどうぞ♪って。いいのか?後ろの斜めがけバックの男の子すげー中見られるけど?
そのさらに奧のドアで今度は若くてとても感じのイイ女の子がチケを切ってくれる。彼女にクロークはあるかどうか聞くと上階にあると教えてくれた。入って右側の階段を上ると「コートのみ」と書いた窓口発見。荷物ありのクロークはさらに奧にあるみたい。ヤンはデジカメや電話をもっていたので小さい斜めがけ小さいバッグは預けずコートだけそこへ。1着2£。身軽になってフロアへ行くとまだ人が入ってきていなくて難なく最前へ。

ここは昔劇場だったそうでフロアがステージに向かってかなり急な下り坂になっている。映像とか映画に登場するフロアの様子を見ると後ろの人たちがずいぶん余裕でステージを見ていたから想像はしていたけど思ったよりもずっと急。これは後ろでも見やすそう。バルコニーもヨーロピアンな感じの装飾だし、前方両脇にも彫像がそのまま設置されている。そしてその両側の柱にはクラウドサーフ禁止のボードがある。




お客さんが全然ガツガツしてないことに感動する。ライブ映像の様子を見ても、同じタテノリでもスペースのとり方や重なり方が日本と全然ちがう。開場してもプロディジーが始まるのは2時間後。みんなとりあえずバーに行っちゃうし、フロアにももちろんビール片手に降りてくる人ばかり。
右隣のカップルが陽気で楽しい。カップルは交代でビールを買いに行き、たくさん飲んでるからよくトイレに出て行くんだけど帰ってくるとまた新しいビール持ってる。どんだけ飲むんだろうか。最初のDJは結構退屈な感じで、そのカップルが前にいるセキュリティをいじってるほうが面白いのでそれをながめて過ごす。今日の前座はブライトンと同じDJ's Backstage Slutsと、パンクバンドのTOWERS OF LONDON。少し横をみるとTOWERS OF LONDON目当てで来たと思われる男性二人がぴょんぴょん跳ねてて、2列目にいるおじいさんがノリノリ!家族かな? TOWERS OF LONDON の機材が片付けられると、ステージ前にはすごい数のメディアの人たちが入ってくる。セキュリティも配置に付き、彼らのボスが盛り上がれと前列を煽る。

オープニングアクト TOWERS OF LONDON



20分ほど押して幕が開く。近ーい!リアムの機材も良く見える。今までのセットより低くて前に出てる。ブライトンでマキシムが指差していたドラムに描かれていたのはオフィシャルサイトでもイメージになってる時計だった。なるほど。
BRAKE AND ENTER からショウが始まった。ブライトンのときと同じようにお立ち台から登場するマキシム。昔みたいなねっちこいMCもかっこよかったけど最近の骨太になったMCもいい。リアムの曲だけでも十分エネルギー放出作用はあるけど、なかなか日常では体感することはない多少暴力的な高揚感っていうのはマキシムのボーカルが重なってこそ。 Spitfire とかThier lawのイントロなんかほんと 最 高。


中盤押しが激しくなるととなりにいたカップルの男の人が「平気?」と声をかけてきてくれたりセキュリティが水をせっせと持ってきてくれたり。この気配りは日本でこそ欲しい。前方の押しはやっぱりすごいけど日本人のばかみたいに手もあがらないくらい前へ前へみたいな無茶感とか前見る暇もないくらいのばたばた騒ぐクラウドサーフなんてのは全然ないから。ヤンがいたほうだけでもたぶん落ちてきたのは全部で5人くらい。(ちなみに女の子が負傷してて担架搬入されてた)しかもセキュリティが本当にしっかり仕事をしてくれるからクラウドサーファーから自分で体を守る必要がまるでなし。最前の人の頭にはかすりもせずに送り出されてきたひとを抱きかかえ救い出す。グッジョブ。
No Good。イントロが始まり、ん?なんだこの懐かしいステージの感覚はって思ったら・・・・リロイーーーー!!!!!!!!!
オーマイガッ。
リロイが出てきた!みんなは知っていたのかな??(しかも。後でNeko Site で聞いたら出てきたのはこの日だけだったみたい!!)。あのマリオネットのような浮遊感は健在!夢か。これは夢か。うーん。うれしい。マキシムも特別なことは何もせず今までと何もかわっていないかのようなパフォーマンスで、そこにまたちょっとジーンときてしまう。ヤン大興奮。
丸々一曲リロイがステージでパフォーマンスをし、Voodoo Peopleで本編終了。続いてすぐにアンコール。ブライトンと同じようにPoison、SMBU、Chaly、Out of spaceなど。最後にまたリロイが出てきて Out of spaceの大合唱。最後のほうはマキシムが客だけに何度も歌わせてその見事な合唱っぷりにマキシムがニヤリ。リロイも大きな体をゆらゆらさせながらほんと何事もなかったかのようにはけていく。こんにちはさようなら。リロイ。


BRAKE &ENTER
WAKE THE FUCK UP
THEIR LAW
BREATHE
HOTRIDE
JERICHO
SPITFIRE
BACK 2 SKOOL
FIRESTARTER
ACTION RADAR LINK
WARNING
CLAUSTROPHOBIC STING LINK
WE ARE THE RUFFEST LINK
NO GOOD
VOODOO PEOPLE

CLIMBATIZE
POISON
DISEL POWER
SMACK MY BITCH UP
CHARLY
OUT OF SPACE


これっぽっちも想像していなかったリロイの登場に興奮が冷めず。今でも交流があるだろうしオープニングDJとバンドとしてならちょいちょいやるかもしれないとは思っていたけど、そんなもの安易すぎた。まさかこんな形で両者がみれるなんて。 1度辞めてしまうとここまで元のカタチでもうしない、っていう気持ちが芽生えそうなのに、こんなにあっさり共演しちゃうなんてこのフットワークの良さが素敵すぎ。好きすぎ。
コートを取りに行く途中、物販コーナーが。AONO の時のグッズは結構かわいくて好きだけど・・・まぁいいや。その代わりダートチャンバーのみなさんへのUK土産として1番かっこいいと思った水色のsritfireTシャツを2枚購入。その後コートを取りに行くと長蛇の列。それでも荷物有のクロークよりコートのみの列のほうがずっと短い。ちっちゃいバッグ預けなくて良かった。

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